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2014年9月29日 (月)

アリス・ラプラント著「忘却の声」

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久々に本の紹介です。
アリス・ラプラント著、玉木亨訳「忘却の声」 2014.6 東京創元社

あらすじ…
64歳のジェニファーは腕の良い整形外科医だった。
近所に住む、彼女の親友アマンダが殺された。アマンダの右手4指はメスのような鋭利な刃物で切断されていた。
ジェニファーは認知症を患っている。警察が様子を見に来るが認知症の症状が進行していて話に整合性が全くない。自分の頭の中が茫洋としている。街を徘徊し、他人を攻撃する。以前に勤務していた病院に行き、きびきびと患者を診断する。自分の息子を亡くなった夫だと思いこむ。犯人はジェニファーなのか…。。。

ミステリー仕立てになっていますが、ジェニファーの脳の闇や人間関係に主眼が置かれています。夫婦・親子・友人との関係。認知症の症状が出てからのジェニファーの変化やとまどいなどが描かれています。

私の両親も認知症で5か月前に高齢者施設の夫婦部屋に入所してもらいました。
父はアルツハイマーで昨日できたことが今日はできない、という状況です。
機嫌の良い時は私のことを認識できますが、わからないこともよくあります(先日は自分の「オフクロ」だと言っていました)。
モノゴトの大半をもう理解できませんが、驚くほど理詰めで物を言う時もあり、脳の闇に、おそらく自身も戸惑っているのだろうと思います(いや、全くわかっていないのかもしれない…)。
母は短期記憶がなく、10秒前にしたことを覚えていない。たぶん記憶の引き出しに入っていないのでしょう。おハジことを

本書のジェニファーは60歳くらいで認知症を発症しています。体は元気でも頭がおかしい、おかしいと言うことは本人にもわかるからツライのでしょう。ますますバランスを失っていく。

医療の発達で寿命が延び、認知症患者の数は増えるでしょう。
いくら健康食品を摂っても、何をしても、来るものは来る、のだと思います。
むやみに恐れず、確率の高い宝くじにでも当たった、と思って生きて行くしかありませんね。

楽器の演奏は脳の活性化に良いらしいですよ。楽しい仲間がいれば最高です。
認知症予防と思ってギターを弾くこの頃です(笑)

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