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2012年1月16日 (月)

「図説 ギターの歴史」 ペフゲン著

本の紹介です。

Img_0015 「図説 ギターの歴史」 ペーター・ペフゲン著 田代城治 訳 現代ギター社 1997年

所用で諏訪市に出かけ、少し時間があったので諏訪市図書館に立ち寄ったところ面白そうな本がザクザク…宝の山です。
何冊か借りた中の1冊がこれ「図説ギターの歴史」です。

この本によると
ギターの祖は…紀元前1800-1900頃のエジプト出土のレリーフに小型撥弦楽器が刻まれている。

現代のギターの元となったのは15世紀末の「ビウェラ・デ・マノ」と「ギターラ」と言える。
「ビウェラ・デ・アルコ」(弓で弾くビウェラ)もあったのだが、現在「ビウェラ」と言うと「ビウェラ・デ・マノ」(手で弾くビウェラ)を指す。
これら「ビウェラ・デ・マノ」「ギターラ」はスペインが発生の地とされる。

当時のビウェラは小型の箱型で中央がくびれており4コースのものであった。
やがて低音が増えて5コースの時代が続き(ミラン・ナルバエス・ムダーラの時代)、
ソル(1778年生まれ)ジュリアーニ(1780)アグアド(1784)が生まれたころには6コース、あるいは6単弦のギターとなっていった。

パノルモ、ラコートという19世紀のやや小型の6弦を経て、19世紀末タレガの時代にトーレスが楽器を大きくし、現在のモダンギターの基礎となる設計を作り上げた。
楽器の大型化によりサロンでのコンサートの時代は終わり、ホールでの演奏に向く楽器が作られるようになった。

独学の人セゴビアがギターの世界を確立し、現在に至っている

ざっとこんな感じの内容です。
この本の著者はセゴビアが嫌いなのか{美味なる音が最終目的であって、そこには音楽構造の表現とか、まして時代様式を考慮する姿勢はない}とか和音を…アルペジオに崩して最高音を強調し、…悪癖} など痛烈な批判をしています。(私もそう思うけど…coldsweats01

本の最後はバルエコ、山下和仁、エリオット・フィスク等、新時代の演奏の分析・感想で終わっています。
確かに初めて山下を聴いたときは驚きましたが、今の若いギタリストは皆、ものすごい技術力がありますね。

Img_0006Img_0016 左はソルの演奏フォーム

机の角でギターを安定させ弾いていました。

右は三脚(トリボディソン)
アグアドはこれの使用を勧めた、とあります。
なかなかすごい装置ですね。

タブラチュアの変遷についても詳細に出ています。

Img_0017

さてさて長くなりました。
この本現在は絶版で買えません。アマゾン中古品で6500円。(定価は4800円です)
カラー写真や素敵な図版もたくさん載っています。
(内容は決して平易ではありません)
図書館で借りるかネットで古書を検索するか神保町に行くか、ですね。

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