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2012年1月 4日 (水)

ジョン・ダウランドとその時代

ジョン・ダウランド(1563~1626)はイギリスの作曲家、リュート奏者です。

1月8日の弾き回し会(@茅野市民館アトリエ、pm7:00~)ではダウランドの曲を2曲弾く予定です。
暇な正月休みに、この時代について書かれた本を読んでいました。
今回は本の紹介がてら、ダウランドと時代背景について簡単に記事にしてみます。

ダウランドシェイクスピア(1564~1616)とまさに同時代の人です。

時はエリザベス1世(治世1558-1603)ジェイムズ1世(同1603-1625)の頃。
イギリス人ドレークが世界周航を果たし(1580)イギリス軍がスペインの無敵艦隊を破り(1588)世界に君臨し始めた、イギリスが最も輝いていた時代。

しかしダウランドは、父親がフランスに赴任し、そこでカトリックの洗礼を受けていたためにイギリス国教会のイングランドでは職を得ることができず、ヨーロッパをさまようことになります。1597年、1600年、1603年に歌曲集を出版し、特に「流れよわが涙」Flow my tears はヨーロッパ中で大ヒットとなります。
1598~1606年はデンマーク王に仕え、1606年ようやくイングランドに戻り国王付きのリュート奏者となりました。

この時代は、ヘンリー8世=英国国教会、メアリー1世(ブラッディメアリー)=カトリック、エリザベス=英国国教会、ジェイムス1世=カトリックよりの英国国教会、と国王によって宗教が変わり、その度大勢の人々が断首刑となった時代。 
ダウランドにとって本当に心休まる時代があったのかはわかりません。

さて来週に私が弾く予定の2曲は
「涙のパヴァーヌ」(Flow my tears)と「蛙のガリアルド」(Now, o now I needs must part)
古い時代にはパヴァーヌとガリアルドは一連の組み踊りであったようです。
パヴァーヌはゆったりとした優雅な踊り、ガリアルドは軽快なステップの踊りです。
(エリザベス1世はガリアルドの踊りの名手であったと言われています。)
今回はパヴァーヌ~ガリアルドの順で弾きたいと思います。

ダウランドとは直接関係ないのですが、今回読んでみて面白かった本を2冊紹介。
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「ロンドン塔と英国王室の九百年」 出口保夫著 柏書房
「世界史をつくった海賊」 竹田いさみ著 ちくま新書

おすすめ映画は
「恋に落ちたシェイクスピア」
「ブーリン家の姉妹」
「エリザベス」
「エリザベス・ゴールデンエイジ」 ご覧ください。

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